2012/09/28

from Romania



目下ミニマルテクノ・ハウス界を席巻するルーマニアシーンの中心人物である"Petre Inspirescu"がいよいよtroopcafeに登場。

Luciano率いるCadenzaからのリリースはもちろん、Rhadoo、Rareshと共に運営しているルーマニアン・ミニマル・ハウスの最高峰レーベル[a:rpia:r]からのリリースなどでその名が瞬く間に知れ渡った今要注目のルーマニアのアーティスト。

Cadenza 関連のアーティストというとパーカッションを多用した陽性な雰囲気のミニマル・
テクノと相場が決まっていますが、彼の場合はトーンは終始抑え目、細かい音の抜き差しでじっくりと展開し、何か起こりそうな予感を引っ張りつつも、結局何も起こらないという素晴らしいもの(褒めてます)。

じっくりとじっくりとグルーヴを体へと浸透させていくトラックは、これぞ正にテクノといったもので、一旦はまると何度でも聴きたくなる魅力をもっている。
そしてどの曲にも 4/4 からは外れるようなリズム感の音を忍び込ませる事によってグルーヴにふくらみを持たせているのも面白い。

RhadooやRaresh、Dan Andreiらとともに今世界的に大きな注目を浴びているルーマニアの才能をいち早く拝みましょう。
怒濤の3時間ロングセット予定です。







Petre Inspirescu: ペトレ・インスピレスク

ミニマルテクノ・ハウス界を席巻するルーマニアシーンの中で、
盟友Rhadoo、Rareshと共に中枢的存在として活動してきたPedroことPetre Inspirescu。

彼は1999年に第二の故郷であるブカレストにあるWeb ClubにてDJとしてのキャリアをスタート。
その後、イビザのクラブDC10にて開催されているCircolocoのレジデントとなる。

以降、彼の名前は多くのリスナーの間で話題となり、その優れた音楽性とDJプレイは、当時、辺境の地とされていたルーマニアが持つ豊かな音楽シーンへの興味を一躍高める契機となった。元来からPetreはエレクトロニックミュージックに限らず、ディープハウスや多種多様なグルーヴから強い影響を受けており、彼のDJセットでは時にストレートな感性から外れた歪つな楽曲を交えながらも、一切の無駄が排除されたタイトなテクスチャーにより、グルーヴが損なわれることはなく、ダンスという行為における芯となる部分を一際引き立たせている。

2007年には今や避けては通れない最重要レーベルとなった[a:rpia:r]をRhadoo、Rareshと共に運営開始。
近年はオーケストラを交えたプロジェクトπEnsembleを立ち上げ、ストリングスなど管弦楽の持ち味を存分に生かしたPetreによる新解釈オーケストレーションを世に送り出している。





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